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まずは来月の県総体に挑む浦添商業女子ソフトボール部。キーワードは「笑顔」です!

梅雨明けの日差しの下練習に励む浦添商業 女子ソフトボール部去年は県総体準優勝 秋の県新人大会ベスト4今年の夏こそはと意気込む矢先に起きた新型コロナによるインターハイ中止。

その中でもマネージャー含め3年生10人は全員で来月開催される県総体までやり抜くことを決めています。

笑顔で最後まで!浦添商業女子ソフトボール部

古堅菜奈未主将「最後は悔いのないように負けても勝っても最後なのでやっぱりみんなで笑顔で終わろうと全力で頑張っていこうと声を掛けている」

名嘉海見マネージャー「一緒に居て楽しくて(部活を)辞められない。やっぱり笑顔で終わりたい。みんなで」

笑顔がキーワードの3年生その一人が比嘉杏珠(あんじゅ)さん。

比嘉杏珠選手「自分は(試合に)あまり出られないがみんなが打ったりしたら自分もうれしいので頑張って3塁コーチャーという役目を果たしている」

その頑張りと笑顔はチームに欠かせません。

笑顔で最後まで!浦添商業女子ソフトボール部

比嘉杏珠選手「(この4月から)ユニフォームを変えた。そのユニフォームを1回も着れないでこのまま終わるのも嫌だし、全員で優勝する気持ちで臨みたい」

杏珠さんの家は生花店を経営しています切り盛りしているのは父・亮(りょう)さん。娘の真新しいユニフォームを前にエールを送ります。

父 亮さん「親御さんは子どもたちを見て感動する方がほとんど。(感動)をみんなに与えて欲しい。あきらめないで一生懸命やってほしい」

笑顔で最後まで!浦添商業女子ソフトボール部

こう話す父にもチャレンジがありました。3月、新型コロナ影響で売り上げの落ち込んだ花業界そして街の人たちの心も元気づけたいと市場から花を買い取りラッピングして街中でプレゼントしたのです。

休校中だった杏珠さんも部の仲間と一緒に参加しました。

比嘉杏珠さん「知らない人に花を配るのは最初怖いなと思ったが、渡したら「ありがとう」とか頑張ってねとか声をかけてくれるのでそれが楽しかったしうれしかった」

母 和泉さん「人と関わることで良いようにコロナ禍でのうつうつとした日をどうにか良い日に変えていってくれたらと思って。本人たちが喜んでやってくれたので友達も本当にやってよかった」

たいへんな時だからこそ人を笑顔にしたい両親の思いは杏珠さんのモチベーションにもつながっています。

比嘉杏珠選手「(県総体を)全力で一生懸命最後までやりとげる姿を見せたい」

母 和泉さん「期待してお弁当も頑張ってつくろうと思う。できれば無観客ではなくて試合の応援にいきたいというのが望み」

笑顔で最後まで!浦添商業女子ソフトボール部

比嘉杏珠選手「浦商は中学校から始めた人や初心者が多い。最初は強くなかったが、みんながチームワークや学校生活も大事にしていったらどんどん良くなってきて強くなってきたので、全員で戦おうと言いたい」

グラウンドの中で外で 学んだことを胸に県総体まで笑顔の全力プレーを貫きます。