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九州各県から文芸の創作活動のために沖縄を訪れている生徒達が、22日、沖縄戦当時の遺骨の収集作業に参加しました。遺骨収集現場を訪れたのは九州高等学校文化連盟の沖縄大会に参加している九州各県の高校生80人です。

ここでは道路の建設工事に伴い、NPO法人「ガマフヤー」が沖縄戦当時の日本兵の遺骨や遺品の収集作業を行っていて、高校生は担当者からここが激戦地だった事や戦後64年経った今も多くの遺骨が見つかるといった説明を受けました。そして、実際に遺骨の収集作業が行われている現場に移動し、スコップや鍬を慎重に動かしながら収集作業を体験しました。

参加した女子高生は「長崎県も被爆地なんですが、こうやって掘って、爆弾の破片とか出てきたりとかして、すごく戦争を身近に感じました」「昔の戦争がいかに激しかったかじかに感じることができるので、すごいいい体験だったと思います」といった感想を話していました。

高校生たちは今回の体験を今後、詩や俳句、短歌といった文芸の創作活動に活かしていくということです。