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沖縄戦から75年。まだ、沖縄は傷跡に苦しめられています。5月29日午前那覇市内の住宅建設の工事現場から不発弾が見つかり、現場周辺は一時、騒然としました。

警察や消防によりますと午前10時30分すぎ那覇市前島で住宅建設中の工事現場の関係者から「煙が出ている」と警察や消防に通報がありました。

陸上自衛隊によりますと発見された不発弾は沖縄戦当時煙幕を張るために使われたアメリカ製の黄燐弾1発です。空気に触れると化学反応で燃えるもので発生する煙の毒性は低いということです。

現場付近は小学校や住宅などが立ち並ぶエリアで警察や消防では窓を開けず、外に出ないよう呼びかけたほか交通規制も敷かれ、静かな住宅地は一時騒然としました。

なお、不発弾は、出動した自衛隊により、現場で処理され、正午過ぎに完了、交通規制も解除されました。

住宅建設現場で沖縄戦当時の不発弾から白煙