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先日、県が規模を大幅に縮小して開催すると発表した、6月23日、慰霊の日の全戦没者追悼式について、5月29日、開催場所を変更するよう求める会見がありました。
沖縄戦の研究者などでつくる有志の会は県が、新型コロナ感染拡大防止の観点から、全戦没者追悼式の参加者を絞り、平和祈念公園内の国立沖縄戦没者墓苑で開催するとしたことに対し、例年通り式典広場で開催するよう求めました。
有志の会知念ウシさん「国家の施設である国立墓苑で沖縄戦犠牲者の追悼式をするというのは国家が引き起こした戦争に巻き込まれて肉親を亡くした県民の感情とは相いれないのではないでしょうか」
これについて、玉城知事はきょうの定例会見で県内のコロナ感染状況が落ち着いていることから開催場所や規模について再度検討する考えを示しました。しかし、有志の会では「開催する場所の本来の趣旨や県民の思いを理解してほしい」として、慰霊の日の前後1週間程度追悼台を設置することなど、来週にもあらためて県に要請するということです。