新型コロナウイルスへの感染を防ごうと外出自粛が呼びかけらる中、自宅で過ごす時間が多くなりました。会いたい人と自由に会えない、そんな閉塞感が漂う中、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。ある人たちが、新たな取り組みを始めました。
県内でお笑いや舞台などを展開する、沖縄お笑い団体・FEC。ここにも、新型コロナが暗い影を落としていました。
FECオフィス 山城智二社長「3月からほとんど仕事がないような状況で、ライブ自体も中止だったり延期だったり、というのが続いている状況で、僕らは何をどうしていいかわからないという状況だったりもあったもんですから」
玉城知事「若い方々の皆さんは自分が知らない間に人にうつしているかもしれないとの認識を持っていただき、繁華街への接客を伴う飲食店への外出自粛をお願いします。」
イベントの中止や、外出自粛、観光客の減少などが影響し、FECでは2月後半から今月半ばにかけて50件以上キャンセルが出て、400万円以上の損失が出たといいます。そんな中、芸人たちの活動の場を作ろうと新たな試みが始まりました。
外出自粛が呼びかけられる、閉塞感が漂う毎日。笑いを宅飲みのお供にして元気を出してもらおうと、県内の芸人3人が動画配信を始めたのです。
「わったー宅飲み配信(仮)」と名付けられたこのサービス。3つのお笑い事務所がタッグを組み、オリオンビール公式チャンネルで公開されています。
オリオンビールマーケティング本部 原國秀年さん「どんどんどんどん暗くなる中で、そこに笑顔を届けられるというかクスっと笑えるものがあればいいなと思って」
この企画を発案したオリオンビールの原國秀年さん。会いたい仲間とも会えず、コロナ疲れに鬱々とする人たちを元気づけたかったと話します。
オリオンビールマーケティング本部 原國秀年さん「ライブ、ライブ感、生感が足りないと思うんですよ」「お酒の楽しさって生なはずなんですよ。思い出してあの時お酒美味しかったなって思わないはずなんです。むしろ今が楽しいはずなんですよ。その今を少しでも変えてあげる。変えられるお手伝いをしたい」
自宅でライブ感を味わえるこのサービス。視聴者からのコメントも受け付けていて、芸人と双方向でやり取りできます。
仲座健太さん「生でライブで普段はやっているんですけど、それが中々願ってもできない状況があるので、それでも配信ということで、観てくれている方と交流できるのは、ありがたいですよね。」
しょう2020さん「自粛ムードの中で、家で暇している方も家でこれ見て、楽しんでいただけたら幸いです」
榎森耕助さん「逆にコロナの件がなかったら、こういう楽しい時間はなかったんで、逆境だけど、ここで楽しいのが 見つかったというのは、すごいいい経験ですよね。」
芸人たちが始めた「わったー宅飲み配信」毎週金曜日に配信されます。コロナで鬱々とする毎日、しばらくの我慢ですが、工夫して、少しでも充実した時間を過ごしたいですよね。