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名護市辺野古での基地建設に向けて沖縄防衛局が作成した環境アセスの準備書に対し、仲井真知事が知事意見を提出しました。生物などへの影響について予測し直すことを求める一方、審査会でも厳しく指摘された4つのヘリパッドの設置をこの段階で出してきたことについて、今後、気をつけるようにとの表現にとどまりました。

沖縄防衛局に提出された知事意見。仲井真知事は「現時点で政府が辺野古への移設計画を撤回していない以上、法令に基づいて知事意見を述べる」と前置きし、V字型滑走路の沖合への移動、基地建設予定地に生息する国の天然記念物、ジュゴンの複数年調査を要求しました。

その後の会見で知事は「内容は準備書で示された予測・評価を全般に渡って再度実施するよう述べているところ」と語りました。その一方で、知事意見の冒頭「普天間基地の移設先は県外がベストであるが、一日も早い危険性の除去のためやむなく県内移設を認めた」ことを強調。そして、政府に対し「計画を変えるのであれば移設方針と具体案を早く示してほしい」と記しています。