私たちの生活に今や欠かすことのできないスマ―トフォン。そんなスマホの通信速度が早くなるとして最近「5G」という言葉をよく耳にしませんか?
通信技術の世界に大きな革新をもたらすとして注目されていますが、その可能性をリポートしました。
波にのって颯爽とかけぬける姿。この迫力の映像を可能にしたもの・・・それはこれからの世界を変えると話題を集めている情報通信の革命とも呼ばれる「5G」!
5Gの普及によって何が変わるのか!?これまでわたしたちが使っていた4Gに比べて通信速度が飛躍的に速くなるだけではなく、身の周りの家電や車など、ほとんどのものが、インターネットに接続できる社会になりスポーツ観戦や、車の自動運転など日常のありとあらゆるものがアップデートされていくといわれています。
ソフトバンク先端技術推進課山田大輔さん「我々通信キャリアがサービスを開始します5Gに関しては「高速大容量・低遅延・多数同時接続」という3大特徴をそなえており」
そう話すのは、ソフトバンク先端技術推進課の山田さん。先日、北谷町の宮城海岸でQABとソフトバンクが「5G」の可能性を示す共同実験を行いました。気になるその実験とは・・・
ソフトバンク先端技術推進課山田大輔さん「今回この(5Gの特徴である)高速大容量を活用することによって、中継先での今までのような大掛かりな準備というものが不要になり効率的な映像撮影が可能になると考えております」
通常、番組の中継にはこのような大きな中継車が必要となりますが、今回の実験でその代わりとなるのは、こちらの5G基地局。これさえあれば、おおがかりな中継車やたくさんのケーブルを使用することなく生中継を実現させることができるというのです。
実験の様子は、QABの土曜朝の情報番組「ハピイレ」の中でも紹介されました。5Gの情報通信技術が、この中継を可能にしていたのです。
「#ハピイレ」を制作する玉井ディレクター「現場にとっては、簡易的に生中継ができる、かつ、大容量で高画質なものを伝送できるというところは、ものすごく画期的で、楽しみだなと思います」
広がる5Gの可能性。国内での普及が進めばこんな未来も待っています。
スポーツ観戦では、マルチアングルが可能となり、一人ひとりが自分が見たいアングルでスポーツ観戦ができるようになり、またインターネットにつながった自動車を使えば、自動運転で目的地まで最適かつ最短のルートでたどり着くこともできるようになる、そんな未来がもうすぐそこまできています。
さて、そんな夢のような技術がつまった5Gですがソフトバンクではすでに一部エリアで5Gのサービスを開始しており、順次全国に拡大していくということです。
情報通信の革命、5G。いったいどんな未来が待っているのか、期待がふくらみます。さらに、5Gの技術が普及するとほかにも、医療ロボットでの遠隔操作や、流通においては、必要な人へより早くより低コストで送ることができるようになるともいわれています。