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政府は27日朝、首里城の復元に向けた関係閣僚会議を開き2026年までに首里城の復元を目指すということです。
菅官房長官「今後、首里城正殿について令和2年度早期に設計に入り、令和4年中に本体工事に着工することといたします。そして令和8年までの復元を目指すことといたしております」
27日午前に開かれた首里の城復元に向けた関係閣僚会議で議長をつとめる菅官房長官はこのように述べ、復元に向けた具体的な工程表を決定したことを発表しました。
工程表では、スプリンクラーの設置などによる防火対策の強化や、国産ヒノキを中心とする木材の調達の方向性などが示されています。
菅官房長官は「首里城は沖縄の皆さんの誇りとも言える極めて重要な建造物で、工程表に基づき、県や地元の関係者、有識者とともに、首里城正殿の復元を進める」とし、県と連携したうえで再来年の2022年中に本体工事に着手し6年後の2026年までの復元を目指すと政府の考えを表明しました。
また、27日の会見ではゴールデンウィークまでに首里城正殿の地下遺構の見学を可能とすることや、復元過程の公開なども推進していくことを明らかにしました。