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ダイオキシン汚染が発覚した米軍跡地の買い取りを、北谷町が進めている問題で町議会で一般質問が行われました。
北谷町議会一般質問では、町が土地の買い取りのために計上した約5400万円の予算を巡り、審議が行われました。
この問題は9年前、北谷町上勢頭の民間地で住宅を建てようと、重機を入れたところ、異臭がし、ボーリング調査の結果、ダイオキシンを含む廃棄物が見つかったものです。
この土地は1996年に返還されるまで米軍用地として使われていました。しかし町はこの土地が汚染されているとは知らず、その後町民に売却していました。
北谷町は沖縄防衛局に対し補償を求め続いますが、なかなか折り合いがつかないことから、この議会で約5400万円の予算を計上し、買い取る方針を示しています。
しかしこれに対しては、議員から指摘もあがっています。友利勉議員は「米軍基地で使っていた、その米軍基地に起因する埋設物ということは国がしっかり補償すべきではないか」と話していました。
仲松明企画財政課長は「個人に大きな負担がかかっているところを町が変わって実施するという予算措置」と話していました。
汚染された土地の責任をだれが負うべきか。北谷町では今後も引き続き防衛局と協議を行っていきたいとしました。