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首里城火災から4カ月あまり、現場で続けられている正殿前に焼け残った大龍柱の修復作業は5日、ひび割れしていた場所の養生が始まりました。

沖縄総合事務局松田一晃建設監督官「大龍柱の損傷の状況についてですけど、2体ありまして、阿形・吽形ともに、大小のひび割れ、欠け、剥落が複数発生している」

首里城の火災で焼損した2つ大龍柱。修復作業を進めるため正殿前の御庭では先週、足場が設置されていました。5日はひび割れなど被害の進行を食い止めるためビニールのフィルムやステンレスのバンドを使って焼損した部分を養生する作業が行われています。

大龍柱には最大で幅4ミリ、長さ4メートルの亀裂が確認されています。時折、小雨が降るなか4人の作業員が大龍柱の胴体にできたひび割れや亀裂を慎重に固定していました。

養生作業は4日間かかる見込みで、大龍柱は5月のゴールデンウィーク明けから首里城公園内の別の場所に移して本格的な修復作業に入ることになっています。

大龍柱のひび割れ防ぐ 養生作業が始まる