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名護市大浦湾にある世界的にも貴重とされるアオサンゴの群落に、先週から白化とみられる症状が広がっていることがわかりました。

2年前に発見されたアオサンゴの群落は長さが50メートル、高さも12メートルもあり、世界的にも報告例がない貴重な存在として注目を集めています。ところが3日の映像では、全体の4割ほどに白くなっている部分が観察できます。

「白化現象」とはサンゴと共生する褐虫藻が水温の上昇などで逃げ出し、栄養が貰えなくなったサンゴが衰弱死する現象をさします。水中カメラマンの長田勇さんは「生きてはいるが、かなり弱ってる

という印象ですね。そういうサンゴが8割から9割見受けられる」と話しています。また、ケイ藻類がびっしりとサンゴを覆っているのもサンゴが窒息する要因の一つとされます。

自然保護団体は「現在県に天然記念物の指定を陳情している貴重なサンゴだけに、今週末に緊急調査を実施し状況を把握たい」としています。