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普通高校に入学したい。県教育庁に両親が改めて要請しました。きょう県教育庁をたずねたのは、仲村伊織さんの両親です。北中城村出身の仲村伊織さん。知的障害などを抱えていますが小学校、中学校は地元の同級生たちと一緒に過ごしました。
高校も、みんなと一緒に通いたい。おととしには、公立高校を受験しましたが、定員内でありながらも不合格に。去年も再挑戦しましたが、結果は不合格でした。
去年、教育庁は、伊織さんの両親に対して、「高校では、重度の知的障害がある生徒に対して、法律上その特性に応じた特別な教育課程を提供できない」と説明していました。
これに対し、きょう、伊織さんの両親は訂正を要望。県教育庁も、誤解を招く表現だったと認めました。
県教育庁県立学校教育課 屋良淳副参事「法律上入学できないとの誤解を招く表現であったことから法令等に基づき、高等学校では重度知的障害のあるなしにかかわらず、入学したすべての生徒に対し、法律上学びの保障ができると訂正することとしました」
仲村晃さん「やっと信頼関係を築くテーブルが用意された。これから実務としてどう動いていくかという話が出来たので、そこはすごい感謝しているし、やっとスタートなのかな、スタートラインにたてた」
両親は今後も県と話し合いを重ねていくということです。