毎日の仕事を元気にスタートしてもらおうとあることに取り組んでいる会社があります。全国からも注目されているユニークな取り組みとは?
那覇市にある、イーノ。沖縄の素材を生かした健康食品や化粧品を通信販売で、全国の人々に提供しています。社員、パート、障害者雇用も合わせておよそ70人が働いているんですが、実は、あることで有名な会社なんです。それが・・・
「わっしょい!わっしょい!」こちらの朝礼!毎朝9時前から、社長も含めた全員が参加しておよそ20分以上も行われます。きょうは、その朝礼を一目見ようと全国の企業の代表や人事担当者などが訪れました。
進行していくのは、ファシリテーターと呼ばれる、朝礼担当。毎日日替わりで担当するので、ファシリテーターによって朝礼内容も異なるんだそうです。お祭りタイムと呼ばれる時間にはチームごとにお客さんへの声かけの仕方、どのように商品をオススメするかなどを共有。そして、なぜか最後はカチャーシーで締めくくられました。
きょうのファシリテーター小嶺澄枝さん(70歳)「みなさんに刺激をもらって、こういういいこともあるんだって自分にプラスしてやっております」
大城美佳さん(入社18年)「最初のときは、ハッピー体操も、違和感ですよね、ははは、なんだこれはっていう、だけど場がそうなっていると自分も楽しんでできるようになるので」「なかなか一人ではできないことも、みんなでだったらスイッチを入れられる、そういうスイッチを作る場になっているっていうのはありがたいなって思っています」
障害者雇用 上原信弥さん「いい気持ちで1日の仕事に入れる。ファシリテーターは一番重要な仕事みたいな感じでいいなと思います」
大阪の企業「みんな表情が豊かでそこが全然違いましたね」名古屋の企業「先輩とか同僚と雑談みたいな感じで話しをすると、疲れてたけど今日も頑張ろうかなって思えそうですよね」京都の企業「朝礼というと、こちらから伝えるだけで終わってしまいがちなので22きょう見たことを参考に変えていきたい28」
他にはない、ユニークな朝礼。なぜ始めることにしたんでしょうか?
イーノ株式会社 川畑信介 代表取締役社長「朝礼で昨日あったこととか、辛いこととかを吹っ飛ばして、お仕事に入ると、そのためには仲間とコミュニケーションしたりいろんな体操したりとか。そういうことでリフレッシュを図る」
(Q障害者雇用の方も参加していることについて)「経営者って、考えがちなのは、できないからさせないっていう発想だと思うんですよ」「どんなこと言ってくれるのかなとか、みんながワクワクしていると、(彼らも)それに応えようと思ってどんどんしゃべっていく。(僕らが)雰囲気を作れば、できないじゃなくてできるようになっていく」「今のストレス社会に対してリラックスして楽しい社会をつくる雰囲気を発信できたらいいなと思っています」
社員の幸福度向上、働き方改革への対応が求められるなか、この取り組みがどうでるのか、注目されています。