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宮古島の陸上自衛隊配備に伴う弾薬庫の建設で反対する地元の住民たちが知事の現地視察を要請しました。

ミサイル・弾薬庫配備反対住民の会下地博盛共同代表「ぜひ見ていただいて、どういう現場になっているのか、問題がないのか、今後どのように沖縄県が対応していくのかを考えていただきたい」

県庁を訪れたのは宮古島の南東部で陸自の弾薬庫建設が進められている保良地区の住民たちです。

ミサイル・弾薬庫配備反対住民の会下地博盛共同代表「狭小な島々に広大かつ強力な軍事基地を建設することに住民は恐怖を覚えています」

住民たちは玉城知事の現場視察を求めたうえで弾薬庫と集落の距離が200mしかない恐怖を感じてほしいとも訴えました。

国は南西諸島における防衛力を強化するため宮古島には今年度中にミサイル部隊を配備する予定で、2019年10月に、弾薬庫建設に着手し2020年3月からは建物の建設が始まるなど工事を本格化させる予定です。

池田知事公室長「地域に分断を持ち込むような自衛隊の強硬配備は認められないというふうに考えておりまして、現状は必ずしも十分な住民合意が得られているとは言い難い状況にあるというふうに考えています」

県側は知事の現地視察を検討していくと回答。国の対応については「地元の理解を得られるよう政府に丁寧な説明を求めていく」と述べました。

保良地区に住む下地茜さん「(国は)市民にちゃんと向き合って情報を提示して、そのうえで市民が合意を得られる内容なのかという部分をまず手順を踏んで配備というところを考えていってほしい」

住民たちは弾薬庫に保管される火薬の量など説明が果たされないことに国への不信感を募らせています。

宮古陸自の弾薬庫の反対住民が知事の現地視察を要請