企業の新たな取り組みを紹介するQビズです。沖縄では離島問題などの解決に期待されるあるロボットが登場するようです。
山城アナ「今回は、Qビズ初の生中継です!那覇市にあるOPAにやってきました。きょうご紹介するのは、こちら!ANAホールディングスが独自開発を進めているアバターと呼ばれる分身ロボットです。この可愛らしいロボットを遠隔操作することで、自分の分身として、日本各地や世界で買い物したり移動したりできちゃうんです」
「アバター」を使って私がやってきたのは那覇OPA2階にある「Mila Owen」。
山城アナ「そろそろ寒くなってきて冬物が欲しいんですが、何かオススメはありますか?」
店員「はい。ではご案内します。当店のオススメはこちらのチェスターコートとなっております」
山城アナ「サイズはいくつありますか?」
店員「サイズが0と1でS、Mの展開なんですが、こちらがサイズ1のMサイズとなっております」
山城アナ「実際に羽織っているところを見たいんですが、羽織ってみてもらっていいですか?」
店員「はい。かしこまりました」
山城アナ「全体図を見たいので下がります。おー可愛いー」
このあとも、店員さんにいろいろと提案してもらいました。まるで店舗に足を運んでいるような感覚!しかもこのアバター!全国各地に瞬間移動できちゃうんです!今月5日にオープンした東京日本橋のショップに…
山城アナ「実家の母に何か甘いものを送りたいのですが、何かオススメはありますか?」
店員「かしこまりました。甘いものですね」
実はここアバターでしか買い物ができないお店!実際に商品を購入することも可能なんです!このように離島から本島、沖縄と全国を結ぶことができます。県もこのアバター事業を支援しています。
玉城知事「本島から離島などの複数の学校を繋いだ遠隔操作での教育もこのアバターによって可能だろうと思います」
山城アナ「わたしも体験したのですが、まるで実際に自分がその場にいて目の前で商品を選んでいるような感覚にとらわれます。さて、ここからはANAホールディングスで分身ロボットアバターの開発に携わっている深堀さんにお話しをお伺いします」
山城アナ「きょうのQビズ、生中継でお伝えしています!スタジオの金城さんにアバターを操作して、OPAを散策してもらいます」
ANAホールディングスが開発するアバターはほかにもあります。
中村アナ「わたしが背負っているのは装着するタイプのアバターです。離れた場所から別の人がロボットを操作し、アバターを装着している人を手助けすることができるんです。きょうはこのアバターの開発者のヤメンさんに操作してもらっています。ヤメンさんの上にあるモニターにうつっているのがわたしの右肩にある、カメラから見える映像です」
こちらのアバターは今後、重いものをもつときなどの買い物の支援に使われるほか、将来は性能を磨いて高齢者や体の不自由な方々のリハビリ補助などに役立てていきたいということです。