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大規模災害に備え、精神科医療に携わる医師を対象にした研修会が開かれました。
12月4日に開かれた研修会は、大規模災害が発生した際、被災地で精神科医療や心のケアなどにあたる専門チームDPATを育成しようと開かれたもので、精神科医や看護師など71人が参加しました。
この中でDPATの役割について講義した精和病院の山川宗一郎医師は熊本地震の際応援に行った経験を踏まえ「警察や消防との横の連携、情報の共有や、発信が大事」だと話しました。
また南部医療センターの井上幸代医師は「被災地では不眠や抑うつ症などの急性ストレス反応を訴える人が多くなる」として、DPATは長期の活動が基本だと語りました。
県立総合精神保健福祉センター・宮川治所長「心の問題は時間が経つにつれて徐々に表面化しあらわれてくるので、それを上手くケアするために、時間をかけた活動になります」
参加した医師たちは今後、災害が発生した際、「後発隊」として現場に駆け付け医療支援をすることになっています。