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沖縄タイムス社が報じた診療所の実態や雇い止めの記事を巡ってOIST「沖縄科学技術大学院大学」が事実に反する報道で名誉棄損にあたるとして謝罪などを求めている裁判が始まりました。

この裁判は沖縄タイムス社がOISTについて休止が続く学内の診療所を実態に反して再開させたと報じたことや、労働組合の委員長を務めたアメリカ国籍の男性を雇い止めしたと報じたことについて社会的な評価を低下させ名誉棄損だとして謝罪広告の掲載などを求めています。

OISTは十分な取材や確認を怠った真実性に欠ける記事だと主張、沖縄タイムス社は裏付け資料を入手したり複数の関係者に話を聞くなど適切な取材を経て判明した事実を報じたと反論していてOISTの訴えを退けるよう求めています。

沖縄タイムス社は「本紙記事は取材を十分尽くした上で掲載しており、内容には自信を持っている法廷で報道の正当性を証明していく」とまた、OISTは「損害を生じさせる記事を継続的に発表したことへの法的措置です。引き続き強く抗議する所存です」とコメントしています。

報道記事を巡り名誉棄損とOISTがタイムスを訴え