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10月31日未明、首里城から火災が発生し、正殿のほか北殿と南殿も全焼する大惨事となりました。
31日午前7時ごろ、跡形もなく焼け落ち、無残な姿となった首里城。警察や消防などによりますと、31日午前2時41分、警備会社から首里城の火災報知器で火災を確認したとして消防に電話がありました。
火災は正殿が火元と見られ、北殿や南殿にも火が燃え移り全焼しています。出火原因などは分かっておらず、また、この火災による周辺の住宅への延焼や、けが人の情報も確認されていません。
首里城は1945年の沖縄戦で焼失しましたが、1992年、本土復帰20周年を記念して国営公園として復元され、2000年には、高い文化的、歴史的な価値があるとして世界遺産に登録されていました。
一部情報では、27日から始まっている首里城祭のイベントの準備のため、30日の遅くまで作業をしていたという情報もありますが、火災との因果関係は分かっていません。