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本部町には92歳で現役という漁師がいます。元気な仲村さんが営むのは伝統の追い込み漁です。
仲村善栄さん「(Q:どのくらい漁を?)もう12,3の時からですよずっとです。出てますよ、毎日1人。1人追い込み漁。これがもう楽しいんですよ」
仲村善栄さん(92歳)、海と山に囲まれた本部町健堅で伝統の追い込み漁「アギヤー」を続けている今なお現役のウミンチュです。
仲村さん「大宜味まで行きます。南は恩納まで。これは最近、去年ぐらいですよ」
孫の一茂さん「とっても心配ですね。90過ぎて1人で海に行ったら心配で」
船の操縦から網張り、魚の追い込みまで1人でこなす善栄さん。家族の心配をよそに、天気の良い日にはこっそり漁に出るといいます。
仲村さん「これで魚を追い込んでくるのです。網に」
漁師歴80年。健堅地区でこの「アギヤー」をしているのは善栄さんだけになったといいます。家族を支えてきた伝統の「アギヤー」はまさに善栄さんの命薬です。
一茂さん「自分のおじいなんだけど、やっぱり偉大で。おじいがいたおかげで自分たちも海の仕事が出来ているので、感謝してもしきれないぐらいの存在です」
仲村さん「小さいときから海で食べてきたから、非常に海を愛しています。あと2,3年はすると思います。今の調子だったら、100近くまでやりますよ」
善栄さんのお父さんも漁師で、仲村家は4世代に渡って船の操縦士など、海に関わる仕事をしているそうです。善栄さんの海への情熱は誰にも負けないようですね。