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沖縄や奄美で、かつて女性の風習として施され、その後途絶えてしまった「ハジチ」の企画展が5日から始まります。

県立博物館・美術館では、5日から開催される「ハジチ」の企画展が、報道陣に一足先にお披露目されました。「ハジチ」とは、女性の手の甲に深い青色の文様を入れる風習で、沖縄や奄美では、かつて大人の証として施されていました。しかし、1899年に禁止され、文化としては消失しています。

企画展ではハジチがたどってきた歴史などが紹介されているほか、実際にハジチを入れたシリコン製の腕などが展示されていて、途絶えてしまった沖縄の文化「ハジチ」を知ることができます。

都留文科大学の山本芳美教授は「既にハジチはほとんどの方が覚えていらっしゃらないような文化だと思うんですね。沖縄に刺青の文化と歴史が確かに息づいていたことを皆さんに知っていただきたい」と話していました。

企画展は、5日から県立博物館美術館で開催されます。