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凄惨な沖縄戦の様子を描いた14の水墨画が、宜野湾市の美術館で公開されています。
縦4m、横8.5mの巨大な作品。そこに描かれているは沖縄戦の際に起きた集団自決の地獄です。家族を自分の手にかける正気を失った大人は白目に。そのそばでじっと見つめる子どもには黒い瞳が描かれています。
この絵を描いたのは「原爆の図」など、戦争の悲惨を描き続けた画家丸木位里・俊夫妻です。
2019年に25周年を迎える佐喜眞美術館で25日から、「沖縄戦の図」全14作品が、初めて一度に公開されています。
こちらは、ガマの中を描いた作品。集団自決の前に、一番いい服に身を包んだ人々。しかし作品からは、生きたい意思も伝わってきます。
佐喜眞美術館では「この沖縄戦の図から生きようとする力を感じ取ってほしい」としています。展示会は12月16日まで開催されています。