※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
土の中に眠る戦争犠牲者の遺骨や遺品を集め続けたひとりの男性の活動を伝える写真展が9月に開かれます。
暗いガマの中、波紋を浮かべる水の底に沈む頭蓋骨。これは、20年以上、写真家として沖縄戦などの取材を続ける豊里友行さんが撮影したものです。遺骨収集家・国吉勇さんの活動を伝える写真展を9月、開くことになりました。
国吉勇さんは戦争の悲惨さを伝え、平和な世の中を願いながら60年以上、沖縄戦で犠牲になった人の遺骨や遺品の収集を続けてきた人です。そんな国吉さんの取材を豊里さんは2007年から9年間、続けてきました。
写真家の豊里友行さんは「沖縄戦の語り部が段々少なくなっていくなかで、戦争を語れるものっていうのがとても重要になってくるというなかで」「一人ひとりの死に向き合っていく中で遺骨収集をされてきたんだなっていうことを振り替えて考えさせられたっていうことがあります」と話しました。
豊里さんの写真展は8月3日から9日まで北谷町のギャラリーで行われます。