糸満市の西崎総合体育館で行われたウエイトリフティング。96kg級の本部高校1年、比嘉力(ひが・りき)。父親の比嘉敏彦(ひが・としひこ)監督と二人三脚。中学日本一にもなったホープです。
比嘉は最初の種目、一気にバーベルを挙げるスナッチで、自己記録を1kg上回る、116kgにチャレンジ。見事成功を収めてスナッチは2位に入ります。
比嘉力選手「今年は沖縄県で(インターハイ)開催で、恥じない試技をしていきたいと思った。」
2種目目、二段階の動作でバーベルを挙げるクリーン&ジャークでも、135kgを挙げて3位以内を決めてメダル確定。そして最後の3回目は、自己ベストを5kg更新する、138kgに挑戦。
全国の舞台で初めてチャレンジした重量も挙げて、ジャーク3位。2種目トータルでは堂々の2位。1年生がウエイトリフティングで県勢に、今大会初めてのメダルをもたらしました。
比嘉俊彦監督「今まで通り全力でやってくれたら、何も言わずに(全国上位に)行くと思う。そのままちょっと(練習を)耐えてくれたらと。」
比嘉力選手「自分も戦いたいので、そこ(練習)は頑張っていく。耐えます!」
最後に行われた最も重い階級、102kg超級では、沖縄工業3年、山田俊輔(やまだ しゅんすけ)が魅せました。6月の県総体、九州総体で優勝している実力者で、クリーン&ジャークの3回目では自己ベスト143kgに挑戦。これを挙げて、ジャークでの銀メダルを獲得しました。
一方、きのうから始まった陸上競技。女子走り高跳び予選には、中部商業3年の岸本志恵(きしもと・ゆきえ)が登場。6月の南九州陸上では1m70を跳んで優勝しています。
成功すれば予選通過となる1m67。ここで2回失敗しチャンスはラスト1回。プレッシャーをはねのけ予選突破。決勝に進んだ岸本は1m70も成功。メダルには届かなかったものの、 陸上競技で県勢入賞一番乗りとなりました。
岸本志恵選手「優勝できなかったのはすごく悔しいが、それ以上に地元沖縄で大好きな場所ですごく楽しめたことが、とても良かったと思う。」
そしてこの日の最終種目、男子ハンマー投げでは、県勢から1人・中部商業3年の宮城貫太(みやぎ・かんた)。予選を突破して決勝へ。
予選の記録を2mあまり上回る60m90。堂々の入賞、宮城はさらに高みを目指します。
宮城貫太選手「全国高校記録(68m33)まで届くように、練習を頑張る。」