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亜熱帯気候の沖縄で住まいの環境をより良くしようと、7月25日から琉球大学で、ある実験がスタートしました。
25日、琉球大学の敷地内に完成した、”ゼロエネルギーハウス”実験棟。建物の断熱性能や省エネ性能を上げ自家発電することで、空調や換気などのエネルギー消費にかかるお金を”プラスマイナスゼロ”にする住宅で、国の施策では2020年度以降の新築住宅をゼロエネルギーハウスにするよう、義務化が予定されています。
しかし、県内には対応できる建設業者が少ないことから琉球大学と県内建設関係企業12社が沖縄に適したゼロエネルギーハウスの研究・開発のため実験棟を設置しました。
実際に、サーモグラフィーで見てみると、通常の部屋が室温35度の時に、断熱性の高い施工をした部屋は30度程度でした。研究では、断熱材や空調システムなどの条件を変えながら温度や湿度、消費エネルギーなどのデータを5年間収集・解析する計画です。