21日投開票の参議院議員選挙。18日から3日攻防が始まりました。事実上の一騎打ちとみられる中、候補者らは訴えを続けています。
立候補しているのは、届け出順に、自民公認で公明と維新が推薦する新人の安里繁信さん。オール沖縄が推す無所属新人の高良鉄美さん。諸派新人の磯山秀夫さん。無所属新人の玉利朝輝さんの4人です。
3日攻防の初日を、安里さんは午前5時前に、那覇市の泊魚市場からスタートさせました。セリを前に水揚げされたマグロなどが並ぶなか、市場関係者に支持を呼びかけました。
また昼頃からは、台風の影響で時折、強い雨が降りしきるなか、街頭で精力的に遊説。のうれんプラザでは、妻や支援者と一緒に各店をあいさつして回りました。
そして選対事務所に戻った安里さんが昼食に選んだのは
安里繁信候補「タコライス。キングタコスのタコライスが鉄板でしょう!」
3日間を戦い抜くため「1日3食タコライスでも大丈夫」と話すほど、タコライスが大好物だという安里さん。タコライスには並々ならぬ思いがありました。
安里繁信候補は「そもそも(タコライスには)いろんな文化が入っているわけじゃん。沖縄が発祥の地のわけじゃん、ソールフードって大事なんだよ。沖縄のこれまでの原動力って全てを、全部飲み込んで、沖縄版にリメイクしていって、何か力をつけてきて、文化を育んでできたところがあると思うんだよね。だからそれが、僕らの世代の象徴がタコライスですよ」と話しました。
「右でも左でもない。前に進もう」と訴える安里さん。あと3日間、タコライスで力をつけて戦い抜きます。
一方の高良さんはセット戦術を組む玉城知事の地元、うるま市で、3日攻防をスタートさせ、4月に当選した屋良朝博衆議院議員たちと街頭演説を行いました。
時折強い雨や風に見舞われる悪天候の中、住宅地でマイクを握り、辺野古新基地建設阻止や消費税増税反対を強く訴え、有権者に自身の政策の浸透を図りました。
その後、うるま市内の食堂で昼食をとった高良さん。普段からたくさん食べるということですが、18日もメニューは、ソーキそばにチャーハン。てびちまで…。65歳とは思えない、食べっぷりを見せ、3日間の戦いに備え、英気を養いました。
選挙戦もいよいよ大詰め。意気込みを語っています。
高良鉄美候補は「反応見てると凄く良いので、このまま、この調子で反応をずっと高めていくということで、負けられないので私ども、多くの皆様の期待と要望、願いみたいなものもあるので、これをしっかり100%出していきたいと思っています。任せてくださいというところまでいきたいと思います」と話していました。
今回の参議院選挙。自民が議席を奪還するのか、平和の一議席を守るのか、候補者らは残された時間の中、激しい選挙戦を続けます。投開票は今度の日曜日です。