まるで決勝戦を思わせるような長蛇の列ができた3回戦。第2シード・沖縄水産対沖縄尚学の一戦はまさに因縁の対決。
去年の夏、初戦から激突した両校。点を取り合うゲームを制したのは沖縄尚学でした。
14日、沖縄水産のスタンドには当時の3年生たちが応援に駆けつけていました。
沖縄水産前主将知念龍星さん「去年悔しい思いをしているのできょう勝って自分たちの雪辱も果たしてほしいですね」
一方、この2チームは去年の秋も対戦。沖縄水産のエース・國吉吹が沖尚打線に対し、ノーヒットノーランの快挙を達成。
敗れた沖尚もこの夏、雪辱を誓っていました。試合は1回から動きます。沖水はランナーを1人置いて4番・真栄城徳二郎。
実況「右中間への当たり、ライトの前に落ちる1塁ランナー2塁を蹴って3塁へ。3塁も回っている!クロスプレーになる!セーフです!去年の夏の雪辱を誓う沖縄水産、まずは1点先制です」
一方、反撃したい沖尚ですが4回、この回先頭の神里航平。
実況「三遊間抜けていく秋ノーヒットノーランをされた國吉から沖縄尚学ヒットを放ちました」
その後チャンスを広げ打席にはキャプテン・水谷留佳。
沖縄尚学 水谷留佳主将「ノーヒットノーランをやられていたので夏その借りを返すチャンスがやってきたので」
実況「痛烈な当たりがライト前に飛んでいく2塁ランナー3塁を回る沖縄尚学キャプテンのタイムリーで同点!」
さらに5番・崔哲瑋にもタイムリーが飛び出し、この回沖尚が逆転に成功します。投げてはエース・仲村渠春悟が緩いボールを有効に使い、沖水打線を翻弄。
実況「打ち上げた。レフトが前に来る掴んで試合終了秋の雪辱を果たし、沖縄尚学、夏ベスト8進出古豪復活を誓った沖縄水産ここで夏が終わりました」
沖縄尚学 水谷留佳主将「ここで終わりではないので、一戦一戦勝ち進んで最終的に甲子園という目標を全員で達成できたらいいと思います」
一方、敗れた沖縄水産は…
沖縄水産 桃原聖弥主将「去年の夏、沖尚に負けて今回リベンジしようと思ってきょうまでしっかり練習してきたんですけど。夢は届かなかったのでこの甲子園というところは1、2年生たちに受け継いでもらってしっかり甲子園に行ってほしいと思います」
古豪復活への挑戦は後輩たちへと引き継がれた。