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「結髪師」小波則夫さん(89)死去

組踊など、沖縄の伝統芸能を支える「結髪師」の国の選定保存技術者として知られる小波則夫さんが7月14日入院中の病院で亡くなりました。89歳でした。

小波さんは、1930年6月、現在の宮古島市に生まれ、3歳で母を。15歳で父を亡くし身寄りがない中で沖縄芝居の劇団に入ると結髪師としての人生をスタートさせます。「結髪」とは組踊や伝統芸能で、役柄に合った髪型を結い上げる技術です。

60年前には「小波流」を立ち上げ後輩の育成にも力を入れました。2008年にはその功績が認められ国から選定保存技術保持者にも選ばれました。

親族の話によりますと小波さんは2019年6月北中城村の病院に入院中悪性リンパ種が見つかり治療を続けていましたが14日午後1時10分。息を引き取ったということです。

告別式は18日午後5時から浦添市のサンレー中央紫雲閣で営まれます。