夏の甲子園をかけた高校野球沖縄大会がいよいよ開幕しました。雨のため試合は延期となりましたが令和最初、そして101回目の夏、堂々の開会式で幕を開けました!
おととい、午前9時。この時は雨も何とか持ちこたえ101回目の夏、沖縄大会の開会式が沖縄セルラースタジアム那覇で行われました。今大会には64校が出場。曇り空を吹き飛ばず堂々とした入場行進を披露しました。
選手宣誓は春は部員不足のため連合チームで出場した南部農林高校・大城優一朗キャプテン。
選手宣誓:大城優一朗主将「令和という新しい時代を迎えた最初の夏。熱い戦いがここ沖縄の地から始まります。私たち3年生にとって 集大成の夏全力で白球を追いかけ夢を諦めず全身全霊で 戦い抜くことを誓います」
大城優一朗主将「自分たちは連合チームもあった時にこういう仲間がいたからこそここまで来ることができて(夏は)単独チームでできることがうれしいということでこの宣誓文を作りました」
そして選手たちの入退場を先導したのはこの夏、ベンチ入りを果たせなかった浦添高校3年・比嘉基貴君とこの夏は部員不足のため出場が叶わなかった真和志高校2年仲宗根匠君がつとめ、それぞれ夏の舞台をしっかりと踏みしめていました。
その後、いよいよ熱戦スタート!といきたいところでしたが強い雨に見舞われ試合は延期に。
球児たちの甲子園を目指した戦いは今度の土曜日から始まります。
この土日予定されていた試合は、7月1日(月)・2日(火)に延期となっています。球場の変更もありますので詳しくは県高野連のホームページをご覧ください。
さて、球児たちの熱戦は今度の土曜日からということになりますがその試合が楽しみになるこの夏の注目選手たちを見ていきます!まずは打者編です
まずは沖縄尚学の4番に座る水谷留佳選手!1年生の頃から中軸を任された高校通算27本塁打のスラッガー。キャプテンとしてチームへの思いも強いバッターです。
古豪復活を誓う沖縄水産の4番・真栄城徳二郎選手は冬の競技会・打撃部門で全チームの中でトップの飛距離をたたき出したパワーの持ち主。
そして沖縄工業のリードオフマン・知念聖太選手は冬の競技大会の塁間走で1位の俊足!これまでの公式戦で盗塁成功率100%の韋駄天です!
その他、1年生から甲子園を経験している興南・根路銘太希選手や、糸満のフルスイングバッター・川満剛選手、ミート力のある知念の山内琉聖選手なども活躍が楽しみです。
続いては投手編。言わずと知れた興南の宮城大弥投手を筆頭に好投手が揃っています
1年の夏から甲子園を沸かせた興南の宮城大弥投手もいよいよ最後の夏。球速は149キロまで伸び、この夏は150キロを超えてくるのでは、と期待も高まります。
一方、夏の第2シード・沖縄水産ではエースの國吉伊吹投手が注目されます。春の県大会では、秋以降の気の緩みを監督から指導され登板は一切ありませんでしたがこの夏の渡された背番号も「1」。やはりチームから期待されている投手です。
また打撃のイメージの強い嘉手納ですがことしは投手陣もそろっています。平良典士選手、親泊泰誠選手、そして映像にはいないんですが石川銀選手と3人ともに140キロを超える球を投げることができる本格派右腕ということで戦力は充実しています。
その他、春の大会でシード校・嘉手納を破るなど2試合連続完封を見せた宮古工業の宮城凌我やダークホース的なチームで言えば具志川商業。秋春とケガに苦しんだエースの新垣瑠依選手が復活していて力強いストレートを投げ込んでいました。
この夏の好投手たちがどんなピッチングをするのかまたそれをどう打ち崩していくのか、それぞれの戦いにも注目です。