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嘉手納基地や普天間基地周辺の河川などで検出されている有機フッ素化合物PFOS。県民の不安が高まる中、玉城知事が、岩屋防衛大臣などに汚染源の特定などを求めました。
12日午前、防衛省を訪れた玉城知事は岩屋防衛大臣と面談。嘉手納基地や普天間基地周辺の河川や湧き水で発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOSが検出されたことを受け、汚染源を特定するために、基地内で立ち入り調査を実施し、水や土壌などを採取させるよう求めました。
また国内で、PFOSの環境基準が定められていないことを指摘し、公共用水や水道水の基準値を設定してほしいと訴えました。
岩屋防衛大臣は「県民の皆様が非常に不安を抱いておられることは我々も重く受け止めております。ご要望を踏まえて我々適切に対応して、できるだけ情報を沖縄県に提供させていただきたい」と話しました。
一方、6月4日、浦西中学校のテニスコートに、米軍ヘリの部品が落下した事故について抗議し、安全管理体制の見直しなどを、米軍へ呼びかけるよう要請しました。
玉城知事は「県民の生命財産を守ることを最優先に辺野古の基地建設・移設とは関係なく、普天間飛行場の早期運用停止を実施してほしいと申し入れました」と話していました。
午後には、環境省なども訪ねた玉城知事。13日には官邸に行く予定です。