いよいよ玉城カラーを鮮明に打ち出すときが来たのでしょうか?県議会議員らが4カ月前に行った海外視察について玉城知事に報告し日米地位協定の改定の必要性を訴えました。
県議会の総務企画委員会では今年1月20日から8日間イタリアとドイツを視察していました。視察では各国が、駐留するアメリカ政府と交わした地位協定の現状などを学びました。
渡久地修県議「(日米)地位協定を改定して、国内法を適用させることはとても大事な問題だということで認識しました」
玉城知事「「国民の理解を得ていくことが今回の皆さんの視察からも重要だと」
地位協定の改定に向けて国民世論を呼び起こす必要があると答えた玉城知事、30日は、万国津梁会議の初会合が控えています。17日の会見では…
玉城知事「委員のみなさまには、沖縄の置かれている厳しい状況や国際情勢をふまえたうえで、在沖米軍基地の整理・縮小に向けた議論をお願いしたいと考えております」
玉城知事の主要な政策の1つ「万国津梁会議」、5人の委員を招いて沖縄にあるアメリカ軍基地の整理縮小について議論します。
あすは「万国津梁会議」です。辺野古新基地建設を含め、基地の整理縮小についての議論が始まります。また、県民の不安が高まっている有害物質「PFOS」の問題では、来月上旬の上京を目指して、現在、調整が進められています。知事は関係省庁をまわって水道水に含まれるPFOS濃度の安全性が保たれる具体的な基準を定めるよう要請する予定です。
そして、11日には全国各地に沖縄の声を届けるキャラバンのキックオフイベントが東京で行われます。2月の県民投票で示した辺野古埋め立て反対の声など沖縄の置かれた現状などを発信します。
そして、「慰霊の日」である23日、この日は、安倍首相と顔を合わせることになります。沖縄の声を直接伝えることになるとみられます。
国が進める辺野古の工事を止める有効な打開策がなかなか見いだせない厳しい状況ではありますが、そのなかで、どのようなカラーを発揮するのか玉城知事の真価が問われることになりそうです。