県高校野球連盟が県外の強豪校を招いて沖縄のレベルアップを図る招待試合。センバツ ベスト4の実力校がやってきました。
強豪私立校がひしめく近畿で頭角を現している兵庫県の市立明石商業高校春のセンバツではベスト4入りと甲子園を沸かせたチームが沖縄へやってきました。胸を借りたのは来月始まる夏の甲子園県大会のシード4校絶好の力試しです。
会場となったコザしんきんスタジアムではおととい2試合が行われました。県勢で先陣を切ったのは夏の県大会第1シード興南高校。1ー2とリードされた4回2人目のピッチャーとしてマウンドに上がったのはエースの宮城大弥(みやぎ ひろや)明石商相手に圧巻のピッチングを見せます。
宮城は5イニングを投げて9奪三振無失点。同時にけん制や盗塁阻止などバッテリーの力の高さを見せました。
宮城投手「打線が良いと聞いたので変化球だったり真っすぐを低めに集めることを意識して投げた」
遠矢捕手「けん制だったり盗塁阻止だったり自分たちの守備のリズムを持ってきたり(攻撃の)チャンスにも広がるのでそういうことも大事にして今後夏の試合をやっていきたい」
続く第2試合に登場したのは夏の県大会第2シードの沖縄水産。テスト明けで1週間あまり実践練習から遠ざかった中での試合も打線は活発。打者一巡の猛攻を見せた回もありました。
真栄城徳二郎選手「(相手)ピッチャーはエースではなかったがみんなストレートの切れや変化球も良くていいピッチャーだった。柔らかく力まず変化球・ストレートのどちらにも対応できるバッティングがしたい」
試合前半で大きくリードしかし5回沖水が継投に入ってから明石商業の反撃に遭います。チームからの信頼厚いキャッチャー金良涼介(きんらりょうすけ)は。
金良選手「ランナーを溜めてしまって自分もピッチャーもあせってしまって声掛けもできなかったのでそこが反省点」
守りでのミスも重なり一気に詰め寄られた課題はありましたが最後まで打線がカバーした沖水が打ち勝ちました。
きのう行われたもう2試合北山と沖縄工業の試合結果はご覧の通りです