Qプラスリポートです。今回は気温が上がるこれからの時期に増えるのが「路上寝」決して笑いごとでは済まされない、その実態を調査しました。突然ですが、こちらの数字。(年間7080件)実は去年1年間に県内であった「路上寝」の通報件数なんです。
ついついお酒を飲みすぎて、帰宅せずに路上や屋外で眠りこけてしまう「路上寝」実際にはどうやって起きているのか!?QAB警察担当記者3人が、大型連休真っただ中の県内3カ所の繁華街で一晩かけて一斉調査しました!
まずは、街の人に聞いてみると…
宮古島市男性「ある。一番ひどかったのは、警察に起こされて、携帯のガラケーを自分で折ってしまってた」
カップルの女性「(Q.路上寝ってしたことありますか?)わたし、したことあります。すぐ(彼が)見つけてくれて、助かりました」
皆さん、明るく打ち明けてくれますが、中にはこんなことも…
カップルの女性「上京した友達が(東京で)路上寝してしまって、命を落としてしまったので、本当に気を付けようと思った。2度としないと決めて気を付けています」
そう、決して、笑ってはいられないのです。
タクシー運転手「(Q.路上寝を見たことありますか?)結構見ますね(Q.どれくらいの頻度で?)1週間に5回くらいですかね」
タクシー運転手「ヒヤッとするし、ひいた場合はこっちの責任ですからね」
実際に去年県内で、路上で寝ている人が人身事故に巻き込まれた件数が16件発生。6月にはうるま市で路上寝とみられる男性が車にひかれ死亡する事故もありました。沖縄で社会問題となっている、路上寝。取材をはじめ、飲食店も閉まり街が静まり始めた深夜2時すぎ。つにその瞬間を目撃します!!
金城圭吾記者「あ、いましたいました!」
深夜2時すぎ、ついに1人目の路上寝を発見!
金城圭吾記者「30代くらいの男性ですかね、お店の前で寝ていて無防備です」
数分後、警察官が駆け付けました。
警察官「もう寝ないようにお願いします」
路上寝していた男性「はい」
路上寝していた男性「疲れですかね、仕事の。冷たくて気持ちいというのはあるかもしれないです」
その10分後。
金城圭吾記者「カメラさん、またいますよ」
この日の那覇は、「那覇ハーリー」の最終日ということもあってか、そのあとも立て続けに…そして。
金城圭吾記者「先ほどの男性がまた眠っています。路上で2度寝しています」
なんと”路上2度寝”まで。
一方その頃、宮古島でも警察に路上寝を注意される人を発見。一度は自宅へ向かう男性ですが…(5分後)
比嘉夏希記者「寝てます」
こちらも路上2度寝。通りかかる人もよけるように過ぎていき、男性も起きる様子はありません。と、その時!一度過ぎた人が戻ってきました!声をかけて起こしています。
通行人「お水買ってきましょうか?」
実は、宮古島での取材中、こんな話をよく聞きました。
宮古島市男性「最近、本土の方が路上寝してたのを助けました。タクシーに乗せて返しました」「誰かが寝てても、誰かがわかるから、すぐ連絡する」「(路上寝するのは)知り合いが多いって言うのもあると思います」
そもそも顔見知りが多く、路上寝する人にも親切な島ならではの事情が、安心して寝てしまう環境につながってしまっているのでしょうか?
また、宮古島でも。歩いては止まって、路上寝を繰り返す男性が。
比嘉記者「警察官に手を引かれて、男性がタクシーに乗り込みます」
結局、この日深夜から早朝にかけての6時間の取材の中で、那覇警察署・沖縄警察署、宮古島警察署の3つの管内では路上寝をする人、計7人を発見。通報は3つの管内で合わせて20件でした。
那覇市男性「(Q.路上寝をなくすには?)路上で寝たら罰金とか、そういったのを作ってもいいのかなと個人的に思います」
宮古島男性「できたら家族と一緒にでかける、いつも女房と一緒にまわっている。最近は」
那覇市男性「(Q.路上寝してる人はみたことありますか?)今見ました(隣に寝てる人がいる)(Q.どう思います?)なんとも言えないですね。飲む人の責任だと思います」