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4年前に返還された西普天間住宅地区について、県と宜野湾市などは4月23日岩屋防衛大臣に対し跡地利用を進めるための財政支援などを要請しました。
県と宜野湾市、琉球大学は西普天間住宅地区の跡地に琉球大学医学部や付属病院の移設計画を進めています。玉城知事と宜野湾市の松川市長らは23日防衛省を訪れ、医療拠点や西普天間と国道58号を結ぶ道路の整備に対し国の積極的な財政支援を求めました。
一方、移設する位置をめぐり協議が平行線をたどっているアメリカ軍那覇軍港の浦添移設問題。県と那覇市は軍港と民間港を分けた北側への移設案を支持しているのに対し、地元浦添市は、景観などに配慮し軍港と民間港を一体とする南側への移設を主張し議論はこう着しています。
4月23日午前には、国と県、浦添市と那覇市による協議会が約2年ぶりに開催されましたが、県などは浦添市の意向を踏まえた上で具体的な位置については引き続き協議することで一致したとするにとどまりました。
岩屋防衛大臣は「地元のコンセンサスが出来上がれば防衛省としてしっかり努力をしたい」とコメントしています。