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嘉手納基地周辺の住民が日米両政府に対して深夜早朝の飛行差止めと損害賠償を求めている裁判の控訴審が、10月1日に結審しました。判決は2009年2月に言い渡されます。
この裁判は、嘉手納基地周辺の住民5541人が日米両政府に対し、午後7時から翌朝7時までの飛行差止めと、騒音による損害賠償を求めているものです。2005年の一審判決を原告・国ともに不服として、控訴していました。最大の争点は、1998年に判決のあった第一次訴訟で認められたうるささ指数「75」までの損害賠償が、この第二次の一審では「85」に引き上げられたため、原告が「75」までの損害賠償を求めている点です。
1日の最終弁論では、沖縄市や嘉手納町など6つの地区の住民代表がそれぞれ意見陳述を行い、長年苦しめられている戦闘機の爆音による被害について、裁判官に訴えていました。判決は2009年2月27日に言い渡されます。