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19日までに、県内で新型インフルエンザの重症患者が3人確認されました。いずれも13歳・11歳・1歳の子どもたちです。県に入った情報によりますと重症患者は本島中部に住む13歳の女の子本島南部に住む11歳の女の子と1歳11ヶ月の男の子の3人です。
このうち1歳11ヶ月の男の子には慢性呼吸器疾患があったということです。3人は現在肺炎や心筋炎を併発し入院、呼吸状態が悪いため人工呼吸器をつけています。
また、3人の通う学校や保育園、そして家族などにも感染者がいる事が確認されています。そして、県は19日本格的な新型インフルエンザの流行が始まっているとしてインフルエンザの流行警報を出しました。
新型インフルエンザは季節性のインフルエンザと同じ治療法が有効であると考えられていますが、全国的にも基礎疾患のない若い人が感染後、肺炎や脳症を引き起こしていることから、県は厳重な注意を呼びかけています。
一方、石垣市でも保健所や医療機関、学校関係者らが集まり八重山地域で新型インフルエンザの感染が拡大した場合の対策について会議が開かれました。その中で離島で発生した場合観光客を含めて指定された施設で対応することやホテルや民宿など宿泊施設とも今後対策を協議することが話し合われました。
現在、県立八重山病院には1日10人前後の感染者が確認されていて病院の混乱も生じています。猛威を振るっている新型インフルエンザ。
県はうがい・手洗いの徹底に加え周囲に感染者がいる人は症状がなくてもマスクをする基礎疾患のある方々妊婦・乳幼児は外出を控えるなどの対策をとってほしいと呼びかけています。