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15日、国内で初めて、新型インフルエンザによる死者を出した沖縄県。1ヶ月半で1000人を超える患者数は、他県に比べても突出していて、医療機関は対応に追われています。

感染例が少ない間は病院では発熱外来という専門の外来に隔離した診察が行われてきましたが、流行が始まっている現在では、隔離策は必要最小限なものに変わってきています。

診察にあたる医師は、医療現場のこれ以上の混乱を防ぐため、受診する前にかかりつけ医などに電話で相談して、受診の必要性を見極めてほしいと話します。内科の知花医師は「ちょっと頭痛がある、発熱があるぐらいでは、本当にインフルエンザかどうかわかりませんので、そのほかの患者さんとの接触歴等を考えた上で、まずかかりつけの先生と相談されて、必要であれば病院を受診されることをお勧めしたい」と話しています。

個人でできる予防策については、手洗い、うがいを入念に行うことに加え、かかってしまった場合、学校や会社など、回りの人にうつさないことが大事です。

知花医師は「熱があっても仕事をして、帰って検査したらインフルエンザの陽性だったということもないわけではないので、体調が悪い人は早めに休んでいただきたい。良くなったからとすぐ職場に復帰しないで、解熱して2日間はしっかり休養していただきたい」と話しています。

県では「発熱、のどの痛みなど、インフルエンザのような症状がある場合は、外出を控え自宅療養を。受診の際にはマスク着用で」と呼びかけていて、いかに感染者を少なく抑えるかが課題となっています。