※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
嘉手納基地周辺の自治体で作る三連協は7日、嘉手納基地を離着陸する航空機の飛行経路を目視で調査しました。
調査は沖縄市、北谷町、嘉手納町で作る三連協が基礎資料として把握するために試験的に実施したもので、7日午前9時から正午まで、嘉手納町の道の駅や北谷町のニライセンターなど、それぞれの自治体のポイント3か所で行われました。
目視による調査を合同で行うのは初めてで、より広域で詳細な飛行経路を把握する狙いがあります。
戦闘機が次々と住宅地の上空を飛ぶ中、職員らは航空機の種類や飛行経路、騒音などを記録していました。三連協では7日の結果を受け、8日午前6時から午後10時まで本格的に調査します。
一方、嘉手納町議会は7日午前10時から臨時議会を開き、午後7時から翌朝7時にかけて全ての航空機の飛行やエンジン調整などを行わないよう求める抗議決議と意見書を全会一致で可決。その後、議員らが嘉手納基地に直接申し入れました。
これに対し、嘉手納基地のハッチソン広報局長は「未明の離陸は可能な限り行わないようにするが、必要な場合は止む終えない」と答えたということです。
また、平和運動センターは午後0時半から沖縄防衛局の前で抗議集会を開き、深夜・早朝の離陸をさせないよう訴えていました。