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名護市辺野古への基地建設に向けて沖縄防衛局が作成した環境影響評価の準備書の審査会が30日に開かれ、参考人として招かれたサンゴの研究者らが準備書の不備を指摘しました。
審査会では県から諮問を受けた環境を専門とする大学教授などがアセスに問題点がないかを審議しています。30日は、予定されている基地の滑走路の延長線上にある宜野座村松田区の区長やサンゴの研究者が準備書の問題点を指摘しました。
この中で、宜野座村松田区の当間嗣信区長は「辺野古に新基地が出来た場合、基地への進入経路とそれに対する騒音等がきちんと調べられていない」と意見を述べました。また、サンゴの研究者、リーフチェック研究会の安部真理子さんは「埋め立て用の砂の採取地が(準備書に)明記されていない。採取地への影響も明記されていないという問題点がある」と指摘しました。
この他にも2つの市民団体が参考人として出席し、2014年の基地建設を前提にした環境調査のやり方に強い怒りを示していました。
基地建設が予定されている名護市辺野古に30日、全国の地方議員が視察に訪れ、反対の座り込みを続けているお年寄りなどから話を聞きました。
このうち視察した三重県の市議会議員は「私達も平和のことを沖縄を原点にして平和のすそ野を広げていこうというスタンスでやってきた。きょう辺野古に来られて本当に良かった」と話していました。
議員団は、この他嘉手納基地や南部戦跡も視察しています。