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11日閉会した9月定例県議会。与野党が逆転しているいわゆる「ねじれ議会」で、知事のアメリカ行きの予算は野党の猛反発で補正予算から削られました。

今回の9月議会は原油高騰に伴う中小企業や農林水産業に対する支援が補正予算の主な柱となるはずでした。しかし議会直前の仲井真知事の会見が野党の反発を招くことになります。新基地建設反対という県議会決議を批判したことで、知事の訪米予算の賛否が焦点となりました。

結局、最終本会議で訪米予算削除の修正案が野党の賛成多数で可決されました。歴代知事の訪米はこれまで11回ありますが、予算削除は今回が初めてです。

県当局は来年1月の訪米実現に向けて12月議会での再提案を予定していますが、再び同じ結果を出さないために、知事は県議会での新基地反対という決議を重く受け止めた上で過重な沖縄の基地負担の現状をアメリカに伝えるための訪米の重要性を訴える必要があります。次の議会に知事の議会対応の力が問われます。