30日投開票の県知事選はきょうから「3日攻防」です。選挙も最後の追い込みとなり、候補者それぞれの運動が一段と熱を帯びてきています。
県知事選挙には前の宜野湾市長・佐喜眞淳さん、前の衆議院議員・玉城デニーさん、料理研究家の渡口初美さん、元・会社員の兼島俊さんの4人が立候補しています。
佐喜眞淳候補「1票が未来をつくるこの1票が我々の生活を変える」
国政与党の支援を受けている佐喜眞さん、那覇での街頭演説には、この人が登場。
マイクを握ったのは小泉進次郎議員、地方の選挙では異例とも言える3回目の沖縄入りです。
自民党・小泉進次郎筆頭副幹事長「とうとう相手候補(の支持者)まで佐喜眞さんの応援に来てくれた。佐喜眞さんの言ってる対立から対話がここにあらわれているじゃないですか」
さらに、石垣島には…
先週、総裁選を終えたばかりの石破茂元幹事長の姿が…。商店街を1軒1軒まわりながら支持を呼びかけていました。
自民党・石破茂元幹事長「これからの時代は沖縄が日本を引っ張っていく。世界の人が憧れる沖縄を、夢を形にするのは我が自由民主党」
佐喜眞さんはもう一押しで、接戦となっている選挙を勝てると訴えました。
佐喜眞候補「今、相手候補と競っております。みなさま方の最終・最後のお力添えが必要でございます」
玉城さんは、うるま市や沖縄市を重点的に遊説し、支持を訴えています。
玉城デニー候補「翁長雄志知事が子どもの貧困の問題も取り上げていただいたように、私も生まれる前の子どもから働き盛りのみなさん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、誰一人として絶対に取り残さない。置いてきぼりにしない。そういうウチナーンチュのゆいまーる県政を必ず実現します」
きょうは、立憲民主党の枝野幸男代表が応援に駆け付けました。
立憲民主党・枝野幸男代表「基地の問題、日米地位協定の問題、沖縄の貧困の問題、そして、未来の問題。玉城デニーさんと一緒になって私も頑張っていきます。玉城デニーさんに託された翁長知事の思いをしっかり前に進めていこうではありませんか」
翁長知事の死去に伴い、突如、名前が挙がった玉城さんですが、政策の浸透に手応えを感じています。
玉城候補「国の言いなりになるか、それとも沖縄がこれから伸ばしていくために『ウチナーンチュがしっかり決めていくよ』と、『これでいいんですよね?』という話をすると、この話がものすごく返ってくる。ですから、私たちの政策が十分浸透しているという手応えがあります」
知事選では、このほか、無所属・新人の渡口初美さんと無所属・新人の兼島俊さんも独自の選挙運動を展開しています。