県知事選は終盤戦に入り、各候補とも支持拡大に東奔西走しています。事実上の一騎打ちとなっている佐喜眞淳さんと玉城デニーさんの選挙運動。国政から大物弁士を呼ぶ佐喜眞さんに対し、県内各地を回って対話を重ねる玉城さん。それぞれの運動に熱がこもります。
県知事選挙には、前の宜野湾市長・佐喜眞淳(さきま・あつし)さん。前の衆議院議員・玉城デニー(たまき・でにー)さん。料理研究家の渡口初美(とぐち・はつみ)さん。元会社員の兼島俊(かねしま・しゅん)さんの4人が立候補をしています。
佐喜眞淳候補「みんなで未来をつくりましょう。その選挙がこの度の知事選挙でございます」
先週木曜日には、菅官房長官が今月3度目の沖縄入り、国政与党が全面的に支持する姿勢を示しました。
菅官房長官「必要なものはしっかりと国にも要求する、そして、基地負担軽減に務めて、この沖縄の未来をつくるのは佐喜眞候補だと思います」
投開票まで1週間となったきのうの「ラストサンデー」には東京都の小池百合子都知事や自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長などの姿も…
東京都・小池百合子知事「沖縄の良さをもっと生かすような地方自治というものを確立していかなければなりません。県民ファーストの政治、そして、夢を達成してもらいたい」
自民党・小泉進次郎筆頭副幹事長「残り1週間、相手も本気です。こちらもさらに1段ギアを上げて佐喜眞淳さんを一緒に知事にしようじゃありませんか。来週、沖縄県知事になるのは誰ですか?対立から対話へこの沖縄県をつくっていくのは誰ですか?」
おとといは、那覇市の新都心公園で大集会にんだ玉城さん、翁長雄志知事の遺志を継ぎ、基地のない沖縄をつくると訴えました。
玉城デニー候補玉城さん「日本政府から、アメリカから沖縄を取り戻す。ウチナ―ンチュの手に取り戻す。青空を子どもたちのために取り戻す。平和あっての経済、経済あっての発展。さらには多くの皆さんにその喜びを分かち合うために、私、玉城デニーは先頭に立って頑張ります」
集会では、翁長知事の妻・みき子さんも声を上げました。
翁長雄志知事夫人・翁長樹子さん「翁長が心の底から愛して140万県民を、本当に命がけで守ろうとした沖縄です。県民の心に1ミリも寄り添おうとしない相手の方に悪いけど、申し訳ないけど私は譲りたくはありません」
また、玉城さんには若者からエールも…
大学院生・玉城愛さん「沖縄で生きていく子供たちのために、子供たちの未来のために、教育、子育て、福祉、沖縄の経済、これから絶対に沖縄のために働いてくれるのは玉城デニーさんです」
知事選には、このほかともに無所属・新人の渡口初美さんと兼島俊さんも独自の選挙運動を展開しています。