※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
翁長雄志知事の死去に伴う県知事選挙が13日告示され、これまでに4人が立候補の届け出を行っています。
これまでに立候補したのは無所属、新人の佐喜眞淳さん、同じく無所属、新人の玉城デニーさん、無所属、新人の渡口初美さん、無所属、新人の兼島俊さんの4人です。
今回の選挙は、国政与党の支援を受ける前の宜野湾市長の佐喜眞淳さんと、前衆議院議員の玉城デニーさんの事実上の一騎打ちとなっています。
佐喜眞さんは、那覇市内で出陣式を行い、推薦する自民、公明、維新の会の支持者が集まりました。佐喜眞さんは第一声で次のように述べました。「普天間の返還が実現できなかった。じくじたる思いもございます。ただ、私は絶対あきらめない。普天間飛行場の返還、キャンプキンザーの返還、那覇軍港の返還、それをすべてできるのは、この私しかいないのです」
佐喜眞さんは、普天間基地の返還を訴えたものの、辺野古移設の是非について触れることはありませんでした。
一方、玉城さんは、母親の実家がある伊江島で第一声。玉城さんは、第一声で次のように述べました。「国頼みではない、ウチナ―ンチュが誇りある豊かさを築き、イデオロギーよりアイデンティティーを大事にしようという、翁長知事の遺志をしっかり受け継ぎ、辺野古に新しい基地は造らせない。その意思を明確にして、選挙戦を堂々と戦っていこうではありませんか。沖縄の現状と未来は、すべての国の人々が理解するところから始まれば、米軍基地の問題は必ず解決できるということを、私は強く信じています」
玉城さんは、13日は辺野古から南下し、夕方に那覇市内で演説会を行います。このほか、渡口さんは、すべての県民に消費税を30%課税するかわりに、県民1人あたり月額30万円を支給する経済政策を訴えています。
また兼島さんは「若者が政治に興味を持ってもらい、声をあげやすい仕組みをつくることが大事」だと訴えています。
知事選は、今月30日に投開票されます。
- 7人の知事 初代 屋良朝苗
- 4町村連携 スタンプラリー来月から