100回目を迎えた夏の甲子園。県代表・興南の初戦が行われました!去年の雪辱を誓った興南ナイン、甲子園で躍動しました!
沼尻アナ「興南ナイン、引き締まった表情で甲子園入りです。さぁいよいよ100回目の夏、興南の初戦です」
興南の100回目の夏、開幕。対するは茨城代表・土浦日大。興南の先発マウンドにはエースナンバー・藤木琉悠。
藤木琉悠選手「自分が1番をつけさせてもらっているんですけど、その番号にふさわしいような、このチームを引っ張っていくという気持ちでマウンドに上がりたい」
その言葉通り、1回、藤木は土浦日大のキーマン・茨城大会打率5割を越える1番鈴木健太を打ち取ると、2番からは三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せます
背番号1として任されたマウンド。藤木は緩急をうまく使い、強力日大打線をその後も翻弄します。3回まで1人のランナーも許しません!
藤木を援護したい興南打線。4回、先頭の勝連大稀。この日、2本目のヒットで出塁すると続く4番・塚本大雅。とらえた当たりも、相手の好守備に阻まれ、チャンスをつかめません。
しかし続く5回でした!スタメン器用された1年生・西里颯がセンター前ヒットで出塁すると、続く8番・里魁斗!俊足を飛ばし、チャンスを広げます!さらに9番・藤木。これが相手のミスを誘い、ノーアウト満塁とします!
このチャンスに当たっている上位打線!1番・根路銘太希!この犠牲フライでついに1点をもぎ取ると、続くは2番・仲村匠平!
仲村匠平主将「(1・2番の)自分たちが打って点を取ることで、ピッチャー陣も安心して投げられると思うので打」
キャプテンの1打で追加点!この回、2点を奪います!
試合は興南リードで迎えた終盤8回。ここまで好投を続けていた藤木が捕まります。2本のヒットとフォアボールで満塁のピンチ。ここで興南ベンチが動きます。レフトの宮城大弥がマウンドへ。
宮城大弥選手「去年の悔しさを今でも忘れていないので、去年の自分を超えることも一緒なんですけど、チームの勝利に役に立てるようにしっかり投げていければと思います」
去年、この甲子園のマウンドで悔しさを味わった宮城。最初のバッターを渾身のストレートで三振に仕留めます。甲子園の勝利は譲れない!宮城がこの大ピンチを乗り切ります!
100回目の夏、去年の雪辱を誓った興南が追い続けた夏の1勝をつかみました!