※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
今月中にも辺野古の埋め立て承認撤回を表明するとみられる翁長知事。20日登庁した知事の発言が注目されました。
正午前、県庁に翁長知事が姿を現すと、埋め立て承認撤回の意思を確認しようと集まった多くの報道陣に取り囲まれました。
翁長知事は「土砂投入前の撤回ということが明らかになっていましたが、お考えをお聞かせ願えますか?」との記者の問いに、「私の責任で判断し、決断すると、ずっと言っているので、まだ明らかにはしておりません」と話していました。
また「早期に決断するというお考えでよろしいですか?」との問いに対しては「みんなで考えます。私が最後に判断します」と述べました。
さらに「いつまでに撤回か」との質問に対しては、「それも含めて判断しています」と答えました。
一方、沖縄県が近く、撤回に向けた手続きを進めることについて、政府は次のようにコメントしました。
小野寺防衛大臣は「防衛省としてコメントすることはないと思います。その上で申し上げれば、平成28年12月の最高裁判決の趣旨に従い、今後とも、国と沖縄県の双方が互いに協力して誠実に対応し、辺野古沿岸域の埋め立て工事を進めていくということになると考えております」と話しました。
撤回の時期については、謝花副知事が政府が辺野古に土砂を投入すると通告した来月17日より前に行う考えを明らかにしています。
県は来週にも、撤回に向けた「聴聞」の手続きに踏み切るものとみられています。