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いまから100年以上前の1904年を最初に、沖縄からフィリピンに渡ったフィリピン移民たちがいました。その数は1万6000人余り。彼らの子どもや妻の7人が9日に沖縄を訪れ、初めて親族と対面しました。
9日午前11時過ぎ、那覇空港に到着したのは県出身者の子どもや妻、あわせて7人です。このうち県出身者の子どもの安谷屋ロドルフォセイイチさんと安谷屋トリニダッドヨシコさんの兄妹は、ロビーで待ち受けたいとこら、親族と初めて対面しました。
このあとの記者会見で7人は「沖縄に来ることができて本当にうれしい」と喜びの声をあげました。この中で、安谷屋ロドルフォセイイチさんはタガログ語で「対面したときは胸がいっぱいになりました」述べ、涙ぐみました。
また会見では、7人のうち1月に糸満市出身の父親の戸籍が判明し、6月に日本国籍を取得することができた中村ヨシイチアベリーノさんに戸籍謄本と父親の写真が手渡されました。
一方、残りの4人についてはまだ父親や配偶者の戸籍がわかっておらず、今回の滞在中に県内に住んでいるフィリピンからの引揚者などを通して肉親につながる手がかりを探すことにしています。