西原高校といえば世界一のマーチングバンド部が有名ですが、実は今月末オランダで4年に一度開かれる世界大会に再び出場します。4度目の世界一を目指し練習に励む高校生の姿を紹介します。
西原高校マーチングバンド部。常に世界一を求められるプレッシャーと戦いながら部員達は今、再び世界一をめざし練習に励んでいる。
出場する「世界音楽コンクール」は音楽のオリンピックとも呼ばれ、世界各国から毎回100団体余りが参加。西原高校は過去3度、この大会で世界一に輝いた。今回4度目の世界一への挑戦だ。
「戻って一歩前までお願いします」
練習は炎天下のグランド。楽器を演奏しながら、部員達はマーチングの隊列だけでなく、頭のてっぺんからつま先まで、一糸乱れぬ美しさが要求される。
「音がまだ聞こえないから、今いる人数全員でしっかり吹いていきましょう」
練習で気付いたことがあれば、学年に関係なく声をかけあう。
ところで、全員が首からぶら下げているメモ帳。ここには、楽曲ごとのマーチングの動きや演奏のテンポなどが記号で書き込まれている。練習は体に憶えこませるように、繰り返し何度も行われる。それでも練習後は厳しい声が・・・。
「ただ数をやれば良いという問題じゃない。自分が一回目に出来てなかったのをしっかり頭で考えて、次に直さないと練習している意味がなくなってしまう」
比嘉一史先生「自分たちの100%っていうのは何なのか?いつになったらやらされるマーチングをやめるのか」
グラウンド練習のあとは、毎日2キロ余りのマラソン。11分間の演奏時間を持たせる体力をつけるためだ。
現在、練習は夜9時過ぎまで。辛い練習の先には世界一が待っている。
荒井葉子さん「ちょっと焼けたりするのもあるんですけど、やっぱりマーチングが好きで皆でやっている。上手くなりたくて、世界一にもなりたくてやっていることなので大丈夫です」
島袋竜部長「世界に西原高校マーチングバンドをアピール出来るのはこの大会しかないと思うので、世界大会では絶対に世界一を目指してやっていきたい」
今回、4大会連続世界一がかかるだけにそのプレッシャーも大きいようですが、頑張ってほしい。
世界大会は今月29日から4日間開催されますが、その資金造成のためのチャリティーコンサートが今月16日沖縄で開催されます。チケットはもよりのコンビニエンスストアで手に入るそうですので是非足を運んで、世界の実力をご覧下さい。
「世界音楽大会出場おめでとうチャリティー音楽祭」
場所 沖縄コンベンションセンター (宜野湾市)
時間 開場:18:00開演:19:00
当日:一般2000円 高校生1000円 未就学児膝上無料※満席の場合立見 全席自由
問合せ PMエージェンシー TEL:098-898-1331