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普天間基地所属機の訓練移転先として取り沙汰された鹿児島県の馬毛島を所有する会社が破産を申し立てられていたことが分かりました。
帝国データバンクによりますと、馬毛島を所有するタストン・エアポート社は、債権者から破産を申し立てられ、東京地裁から保全管理命令を受けたということです。
負債総額は、240億2800万円に上ります。馬毛島は、鹿児島県西之表市の無人島で、普天間基地所属機の訓練移転先として名前が挙がり、日本政府も土地の不動産鑑定業務の入札を行うなど一時、島の買収に向けた動きも見られました。
2016年11月18日放送のインタビューでタストンエアポートの立石勲会長は「お互い鑑定を防衛省のほうでもやる。私どもでも鑑定士をつけてお互い鑑定をしよう」と話していました。
しかし、その後、タストン社と政府との間で金額交渉などが難航した模様で、売買が成立することなくタストン社は破産を申し立てられました。
2016年7月には、翁長知事も基地の県外移設の議論を促すためとして現地を視察しましたが、西之表市議会が「市民を不安にさせた」として抗議していました。