※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
高校生が染織の職人に学ぶ

沖縄の伝統芸術、文化に高校生が触れました。染織の職人の技術を首里高校が産地で研修です。国の指定文化財である「芭蕉布」と「琉球藍」。

6月1日、首里高校染織デザイン科の生徒40人が沖縄の染織への理解を深め、自らの感性を磨くことを目的に、芭蕉布の産地である大宜味村と、琉球藍の産地・本部町を訪れ、それぞれの職人から指導を受けました。

繊維をはぐ「うーはぎ」以外にも、「うーうみ」と呼ばれる繊維を結ぶ工程も体験しました。

芭蕉布の講師を担当した平良美恵子さんは「一生に一度の経験。この研修を通して、芭蕉布をより深く知ってほしい」と話していました。

研修を受けた生徒は「結構コツがいるので最初失敗したんですけどちょっと慣れました」と話しました。

多くのことを学んだ生徒たち、伝統を受け継ぐ後継者は新しいアイデアも浮かんだようです。

研修を受けた生徒は「(芭蕉布は)最近バッグとか身近なものに使われたりしているので今の若い人たちにも興味を持ってもらえるようなデザインとかを考えたいです」と話し、また、別の生徒は「自分の形で、古いものと新しいものを取り入れてやっていきたい」と話していました。