※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
アーラミーバイに感染する病原体に効果のあるワクチンが国から承認されたことを受け、石垣市で2日、ワクチンの接種が行われました。
石垣市八島町の養殖場では、およそ30人の漁業者がアーラミーバイの養殖に取り組んでいますが、5年前にはウイルスによる病気で6割近くが犠牲となりました。このため、県の水産海洋研究センターはマダイやブリなどに効果があったワクチンがアーラミーバイにも使えないか研究を重ね、2009年1月に農林水産省からこのワクチンがアーラミーバイに対しても効果があると正式に承認を受けました。
2日は生後80日で8cmほどに成長した稚魚に、特殊な注射器で0.1ミリリットルのワクチンが次々に接種されました。県では今後、漁業関係者に対する講習会を開催し、ワクチンの普及を目指すことにしています。