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芸術のGW(2)詩人・吉増剛造展

日本の近代詩をリードしてきた詩人、吉増剛造さんの作品展が27日から那覇市で始まりました。1939年に生まれ、およそ半世紀にわたり前衛的な創作活動を行ってきた吉増剛造さん。

その作品は文学にとどまらず、写真や造形など多岐に渡ります。会場には、自身も戦争を体験した吉増さんが、沖縄へ足しげく通い自然や人々との関わりの中で創作した作品などが並びます。

吉増剛造さんは、「沖縄の方々の持っている非常に重い記憶や心の中の誰にも語れないような秘に比べようもないけれども、(島の)端っこに行った時に初めて見えてくる光をつかまえないといけない。沖縄の光と美術館の光によってそれが見えてきた」と話していました。

このほか、吉増さんが影響を受けた28人の作家の作品も見所のひとつです。吉増剛造展は6月24日まで、県立博物館・美術館で開かれています。